日々のできごと
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2020年06月25日(木)
プロフェッショナル科目Ⅴ(プロダクトデザイン)スタート!
みなさんこんにちは。芸術科の石山です!
今日はプロフェッショナル科目のプロダクトデザインの授業に参加してきました。
プロフェッショナル科目は、本校が京都芸術大学との高大連携の一環として行う授業です。
大学から各分野で活躍されている先生にお越しいただき、プロの話を聴き、
ワークショップに参加することで生徒たちの進路に対する視野を広げる事が一番の狙いです。
今日、教えてくださるのはプロダクトデザイン学科の北條先生!
授業テーマは「使いやすさのデザイン」。
使い手や場面をイメージして、その製品の利用者の使い勝手(ユーザビリティ)を考える授業です。
デザインど真ん中の内容でワクワクしますね!
今回のモチーフは「コロコロの『グリップ』」。小さなゴミを吸着する、あの「コロコロ」です。
生徒たちはまずコロコロを実際に使ってみて、その使い心地を確認、観察していきます。
次に、製品を使ってみて自分が感じたこととその理由をワークシートに書き出し、
更に、その課題はどんなデザインで解決できるかを考えていきます。
実際に使ってみると既に売られている製品にも、まだまだ改善の余地があることに気づいていく生徒たち。
どんどん集中力が高まっていきます!
最後にアイデアスケッチを描き、実際にグリップの試作品を制作します。
今回はスチレンボードという、紙で発泡スチロールを挟んだ素材を使いました。
中々の力作が並び、まとめとして試作品の展覧会を開催しました。
90分があっと言う間に過ぎていった、本当に楽しい授業でした!
しかし、その限られた時間の中でも生徒たちは「観察→発想→試行」という
デザインワークに必要な要素を濃密に体験できたのではないでしょうか。
このデザイン思考の流れは、アート・デザインの世界のみならず、
これからの世界で求められる重要な力として社会から注目されています。
プロフェッショナル科目では様々な体験を通して、
生徒たちが社会に目を向け始めるきっかけになるような授業をこれからも提供していく予定です!