ハッピーハロウィン!〜歴史・文化・経済を社会科視点で見てみよう〜:地歴・公民科クボデラブログ
こんにちは!社会科担当の久保寺です。
秋のイベントといえば、やっぱり「ハロウィン」ですよね。皆さんは今年のハロウィン、どんなふうに過ごす予定ですか?友達と仮装を楽しんだり、コンビニでカボチャを使った期間限定スイーツを買って食べたりと、それぞれの楽しみ方があると思います。
皆さんが普段何気なく楽しんでいるこのハロウィンですが、実は「社会科」の視点で見てみると、とても面白いテーマなんです。
今回は、日本とアメリカのハロウィンの違いから、「文化がお金(経済)にどのような影響を与えているのか」を分かりやすく見ていきたいと思います!
そもそもハロウィンって何の日?
ハロウィンといえば「アメリカのお祭り」と思っている人も多いかもしれません。しかし、そのルーツの一つとされているのが、2000年以上前の古代ケルトの祭り「サウィン」です。 サウィンは、夏の終わりと冬の始まりを告げる節目の行事でした。この時期には、生者と死者の世界の境目が曖昧になり、さまざまな霊が現れると考えられていたといいます。 そこで、人々が動物の姿などに扮して霊から身を守ったことが、現在の「仮装」につながったともいわれています。 ちなみに、ハロウィンのシンボル「ジャック・オー・ランタン」も、もともとはカボチャではなく、アイルランドなどで「カブ」などの根菜をくり抜いて作られていました。アメリカに伝わってから、手に入りやすかったカボチャが使われるようになったといわれています。 普段何気なく目にしているものにも、こんな歴史があると思うと面白いですよね。
独自の進化を遂げた「日本のハロウィン」
さて、そんな歴史を持つハロウィンですが、日本に入ってくると宗教的な意味合いは薄れ、独自の「イベント」として発展してきました。日本のハロウィン市場は、約1,250億〜1,670億円規模ともいわれており、バレンタインデーと肩を並べるほどの大きなイベントに成長しています。 日本でハロウィンが広がるきっかけの一つとなったのが、1970年代の原宿でのハロウィングッズ販売や、1990年代後半から広がったテーマパークでのハロウィンイベントです。 さらに2010年代に入ると、SNSの普及によって「映え」を意識した仮装やコスプレ文化が広まりました。テーマパークでの体験や、期間限定のお菓子やスイーツなどにお金が使われるのも、日本のハロウィンの特徴といえそうです。 つまり、日本ではハロウィンが単なる海外の行事ではなく、企業の商品やサービス、SNS文化などと結びつきながら、独自のイベントへと変化してきたのです。 一方で近年は、物価の上昇を受けて高価な衣装を買わずに工夫して楽しんだり、「おうちハロウィン」を楽しんだりする人もいます。また、一部の繁華街では路上飲酒などに対するルールも設けられています。 社会が変化すれば、ハロウィンの楽しみ方や、私たちのお金の使い方も変わっていくのですね。