「違いを楽しむ」―生徒たちのつながりが灯した附属高校ねぶた

こんにちは!高校事務局です。 9月10日、今年も「瓜生山ねぶた」の点灯式を無事に迎えました。 京都芸術大学では、1年生が学科やコースの垣根を越えてチームを組み、一つの大きなねぶたを制作する「瓜生山ねぶた」。附属高校でも毎年このプロジェクトに参加し、学年を越えて力を合わせながら、自分たちのねぶたをつくっています。 今年、高校生たちがねぶたに込めたテーマは、「違いを楽しむ」 そしてスローガンは、「つながりが形を灯すねぶた」です。  

「違い」を楽しめる学校だから

附属高校で過ごすなかで、生徒たちは授業や活動、ディスカッションを通して、さまざまな「違い」に出会ってきました。 自分とは違う意見。 違う考え方。 違う表現。 そうした違いを「嫌なもの」「苦しいもの」としてではなく、楽しむことができるのが、この高校の良さではないか。 今年のねぶたは、そんな生徒たちの思いから生まれました。
教員も生徒たちとともに制作に取り組みます。
 

モチーフは「ええかげん、変わりたいわ鉛筆」

今年、高校生たちがモチーフに選んだのは、大きな一本の鉛筆です。 附属高校を知っている方なら、見覚えがあるかもしれません。 「ええかげん、変わりたいわ。」 学校案内のパンフレットにも登場し、オープンキャンパスで配られてきた「ええかげん、変わりたいわ鉛筆」です。 この言葉や鉛筆をきっかけに、附属高校と出会った生徒もいます。 入学したときから大切にしている、自分のなかの変わらない価値観。 学校生活のなかで人と出会い、少しずつ変わってきた考え方。 そのどちらも大切にしながら、他者との違いに出会い、その違いを楽しんでいく。 一本の鉛筆には、そんな高校生たちの今が込められています。  

制作の時間にもあった、たくさんの「違い」

大きなねぶたをみんなでつくる以上、制作がいつも思い通りに進むわけではありません。「こうしたい」という考えが違うこともあれば、作業の進め方に迷うこともあります。 でも、違うからこそ話し合う。 違うからこそ、自分にはなかった考えに出会う。 今年のテーマである「違いを楽しむ」は、完成した作品だけでなく、ねぶたをつくる時間そのものにも表れていたように思います。
芸術大学に進学した卒業生が制作を支援してくれています。
一人ひとりの力や考えがつながり、少しずつ一つの形になっていく。 そして9月10日、その「つながり」に光が灯りました。  

「つながりが形を灯すねぶた」

点灯したねぶたを囲む生徒たちの表情からも、みんなで一つのものをつくり上げた達成感が伝わってきました。 考える人。 形をつくる人。 支える人。 声をかける人。 誰か一人だけでは完成しなかった作品です。 それぞれの「違い」が集まって一つの形になり、最後には光を灯す。 生徒たちが考えた、 「違いを楽しむ」「つながりが形を灯すねぶた」 という言葉が、そのまま形になった今年のねぶたでした。 完成した作品はもちろん、そこに至るまでに出会った違いや、誰かと一緒に考え、手を動かした時間も、生徒たちにとって大切な経験になったのではないでしょうか。 今年も、附属高校のみんなの思いが詰まったねぶたに、あたたかな光が灯りました。

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