仲間とつくる学校が「自分にもできる」を増やしてくれた
「中学のころは、“自分にはできない”って思い込んでしまうことが多かったんです」
そう話してくれたのは、附属高校2年生の榎原 胡桃さん。
今では学校創造同好会て精力的に活動し、春期同好会発表会ではMC企画のリーダーも担当。週3日登校を魅力に入学したはずが、今では週4日以上学校に来るほど、学校生活を楽しんでいます。
今回は、榎原さんに高校生活についてお話を聞きました。
準備では、台本作成やパワーポイント作成など、個人で進める作業も多かったそうです。
「台本を覚えて、友達に見てもらったり、自分で動画撮ったりしながら練習してました」
舞台に立って話すこと自体は、そこまで緊張しないと言います。一方で、「自分の考えをすぐまとめること」は今でも課題だそうです。
「考えるのがちょっと遅いので、“今こう思ってる”をすぐ言葉にするのは難しいです」
それでも、仲間と一緒に企画を形にしていく中で、少しずつ気持ちが変わっていきました。
「みんなでやって、“できた!”ってなった時に、“あ、自分でもできるんや”って思えたんです」
中学時代は、「自分にはできない」と思い込んで、なかなか行動に移せなかった榎原さん。でも今では、「とりあえずやってみようかな」と思えることが増えたそうです。
「同好会は、今の自分が一番“自分らしくいられる場所”かもしれないです」

学校創造同好会での議論の様子。
「いろんな意見が出るので、“そういう考えもあるんや”って思うことが多くて」
ただ答えを覚えるだけではなく、“なぜそうなるのか”を考える時間があることが面白かったといいます。
「グループで話しながら、“答えって一つじゃないんやな”って思いました」
そして何より、「否定されない安心感」が大きかったそうです。
「自分の意見を言っても、“それ違う”って感じじゃなくて、まず聞いてくれるんです」
だから少しずつ、「話してみようかな」と思えるようになりました。
「昔から、人の話を聞くのが好きなんです。自分ではうまく言葉にできなかったことを、誰かが言ってくれて、“それが言いたかった!”ってなるのが面白くて」
対話を通して、自分の考え方や視野も広がっていきました。
「生徒が学校をつくっている感じ」がした
榎原さんが本校を志望した理由の一つが、「週3日間の登校」という通いやすさでした。でも、それと同じくらい印象に残ったのが、“在校生が学校づくりに関わっている雰囲気”だったそうです。 「先生が全部決めるというより、生徒も一緒に学校をつくってる感じがあって。“こんな学校あるんや”って思いました」 中学時代は「自分にはできない」と感じることが多かったといいます。 「何かやる前から、“自分には無理かもしれない”って思ってしまうことが多くて」 だからこそ、“自分のペースで関われそう”と思えたことが、安心につながりました。
「できるんだ」が、自信になった。学校創造同好会で変わった自分
入学後、榎原さんが特に力を入れてきたのが「学校創造同好会」です。 学校行事や企画づくりなど、“学校をもっと面白くする”活動に、生徒自身が関わる同好会。榎原さんは現在、副代表(?)として活動しています。 特に印象に残っているのが、「春期同好会発表会」で担当したMC企画です。榎原さんは企画リーダーとして、入学したばかりの1年生たちに向けた内容を考えました。 「“バイトってできるの?”とか、“学校生活ってどんな感じ?”とか、新入生が知りたいことを、みんなで話しながら決めていきました」
準備では、台本作成やパワーポイント作成など、個人で進める作業も多かったそうです。
「台本を覚えて、友達に見てもらったり、自分で動画撮ったりしながら練習してました」
舞台に立って話すこと自体は、そこまで緊張しないと言います。一方で、「自分の考えをすぐまとめること」は今でも課題だそうです。
「考えるのがちょっと遅いので、“今こう思ってる”をすぐ言葉にするのは難しいです」
それでも、仲間と一緒に企画を形にしていく中で、少しずつ気持ちが変わっていきました。
「みんなでやって、“できた!”ってなった時に、“あ、自分でもできるんや”って思えたんです」
中学時代は、「自分にはできない」と思い込んで、なかなか行動に移せなかった榎原さん。でも今では、「とりあえずやってみようかな」と思えることが増えたそうです。
「同好会は、今の自分が一番“自分らしくいられる場所”かもしれないです」
“正解を言う”より、“みんなで考える”授業へ。対話型授業で広がった考え方
榎原さんが「入学して変わった」と感じていることの一つが、“授業で発言できるようになったこと”です。 中学時代までは、講義を聞いて、正解を覚える授業が中心でした。 「“間違えたらあかん”って思ってたので、あんまり自分から話せなかったです」 でも、学校では対話型授業やグループワークが多く、「どうしてそう考えたのか」をみんなで話し合います。
「いろんな意見が出るので、“そういう考えもあるんや”って思うことが多くて」
ただ答えを覚えるだけではなく、“なぜそうなるのか”を考える時間があることが面白かったといいます。
「グループで話しながら、“答えって一つじゃないんやな”って思いました」
そして何より、「否定されない安心感」が大きかったそうです。
「自分の意見を言っても、“それ違う”って感じじゃなくて、まず聞いてくれるんです」
だから少しずつ、「話してみようかな」と思えるようになりました。
「昔から、人の話を聞くのが好きなんです。自分ではうまく言葉にできなかったことを、誰かが言ってくれて、“それが言いたかった!”ってなるのが面白くて」
対話を通して、自分の考え方や視野も広がっていきました。
“学校に行く”が前向きなものに変わった
入学前は、「ちゃんと通えるかな」という不安もありました。でも今では、自然と学校に来る日が増えたといいます。 「学校来たら誰かいるし、話したり、何か一緒にしたりしてるうちに、そのまま残ってることが多いです(笑)」 以前は、“自分から動くこと”に苦手意識がありました。それでも、学校創造同好会で企画をつくり、授業の中で対話を重ねるうちに、“まずやってみる”ことへの抵抗が少しずつ減っていきました。 「完璧じゃなくても、“やってみるだけやってみようかな”って思えるようになったかもしれないです」 “自分にはできない”と思っていた気持ちが、“やってみたい”へ変わっていった。 その変化を、榎原さん自身も実感しています。人と関わりながら、“何かをつくる”ことが好き。学校生活の中で見えてきた将来
将来については、「まだ具体的には決まっていない」と話す榎原さん。それでも、学校生活を通して、少しずつ興味のある方向が見えてきました。 「一人でやるより、みんなで“これどうする?”って話しながら作っていくのが好きなんです」 学校創造同好会での活動も、授業での対話も、“人と関わりながら何かをつくる”時間でした。 「そういうことを、将来もできたらいいなとは思ってます」 まだ未来は途中。 でも、“自分にはできない”と思っていた頃より、少し前向きに未来を考えられるようになったそうです。