京都芸術大学附属高等学校

  1. HOME
  2. 日々のできごと
  3. 将来への架け橋〜高校プロフェッショナル科目で広がる可能性〜

日々のできごと

DAYS

2025年10月01日(水)

広がる生徒たちの可能性

こんにちは!高校事務局のU田です!

ようやく朝や夕方が涼しく感じ始めた9月後半。酷暑が続いたせいで夏バテされた人も多いのではないでしょうか。


夏休み明け、暑さが続く頃、高校では『プロフェッショナル科目』が開講されました!キャリア教育の一環として、大学・専門学校と連携して高校内で実施する出張授業です。体験やリサーチを通して理解を深め、学ぶことや働くことへの価値観を育む素敵な機会になっています。いろんな分野の学びを通して自分の興味を広げて、将来の進路について考えるきっかけになればという思いで、各科目2日間ずつ開講しています。


今回はU田が見学してきた科目をご紹介していきます!

舞台芸術~演者なしで表現する浦島太郎~

まず最初に訪れたのは「舞台芸術」。
大学の『スタジオ21』で行われた授業では、なんと演者を置かずに舞台芸術だけで浦島太郎を表現するという挑戦的な取り組みでした!美術・照明・音響の3つの役割から好きなものを選んだ生徒たちが2チームに分かれて、最終発表に向けて準備していました。
大学の先生と先輩のアドバイスを受けながらも、仕込みから本番まですべて生徒たち自身の手で作り上げていく姿がとても印象的でした。

機材だけじゃなく、みんなが作った小道具も登場!

参加した生徒たちは、友達と来た子も一人で参加した子も、また違う学年の子も混ざっていましたが、そんなことは関係なくみんな本当に意欲的に取り組んでいました!

「ここはこうしたらどう?」「こんな演出いいんじゃない?」と活発に意見を交わす様子は高校生とは思えないほどで、見ていて感心しました。

サポートに入っていた高校の先生も「普段の対話型授業の成果が出ている。学びを活かしてくれてうれしい!」と笑顔で話されていました。

光の明暗を上手に使ったり、音響効果をうまく取り入れたりと、各グループの個性が光る発表で、見ているだけでワクワクする時間でした。

キャラクターデザイン~アニメーションとゲームの世界~

次に訪問したのは「キャラクターデザイン」。2日間でアニメとゲーム、両方を学ぶそうで、私は1日目のアニメーションの方にお邪魔しました。

初日は与えられたテーマから一つ選んでアニメーションを作るワークショップ。今回は5種類の「手のを振る」動きというお題が出ました。作画はもちろん、使う機材も初めて触るものばかりで、生徒たちが使いこなせるか心配でしたが、みんな驚くほど上手に操作していて感心!


今回のお題!
あなたならどれを選びますか?

初めて見る機材もたくさん!

個性豊かな作画たち!

色をたくさん使っていてカラフルにしている人も!

皆さんすごい集中力…!
見ているこっちが圧倒されます。

作画が終わったら、次は実際に動かす作業へGO!自分の描いたキャラクターが画面上で動き出した瞬間、生徒たちの目がキラキラ。私も先生も「わぁ、すごい!」と思わず声が出ちゃうほどの完成度。動かすスピードにもこだわっている姿はまるで本物のアニメーターのようでした!

色をたくさん使う人もいれば、鉛筆でシンプルに仕上げる人もいて個性あふれる作業でした。

私はその場でしか作品を見れていませんが各々がお題から着想を得て、動きのあるアニメーションにまで仕上げるのにたったの1日とは驚きの連続。
「このテーマで作ったのかな?それともこっちか?」と考える時間もまた面白いもので、同じお題なのに出来上がるものは違ってくる。
人の数だけ違う作品が出来上がる様子は生徒たちの感受性を目の当たりに出来たと感じるような授業でした。

アートプロデュース~母校の課題を解決する~

最後に「アートプロデュース」の授業を見学しました。実は私自身がアートプロデュースコースの卒業生で、懐かしくて思わず長居しちゃいました。

授業ではまず、アイスブレイクとして先生オリジナルのカードゲームからスタート!いろんな問題に対し与えられたモノで解決策を考えるワークで、「えっ、そんな発想あるの⁉」と驚くようなアイデアもたくさん飛び出していました。

先生自作のカードゲームがこちら!

他の科目と違い想像がつきにくいアートプロデュース。
先生がアートプロデュースとはどういったものなのか実際に体験しながら実感してほしいと制作したそうです。
機会があれば私もしてみたい‼

カードゲームを制作された蔭山先生。

今回の授業のメインテーマは「母校の問題を解決するプロジェクトを考える」というもの。一見するとアートとは関係なさそうですが、課題を見つけて解決策を考えるという、アートプロデュースの核となる思考力を育てる狙いがあったんです。

「これどうかな?」
「こっちの方が伝わりやすいよ!」
グループで熱心に話し合いを重ねます。

生徒たちが考えた解決策は模造紙にまとめられ、その内容は創々館の階段付近に貼られ、授業を受けていない人たちにも共有されています。
さらに文化祭では来場者からの意見や感想を書くためのメモ用紙も置かれるそうです!授業が終わった後でも意見交流が出来るのは素敵ですね。

文化祭に来られる方は、生徒たちの発想力あふれる提案をぜひチェックしてみてください♪
感想を書いていただけると生徒たちもきっと大喜びです!

実践から見える成長の道筋

今回見学した3つの科目はどれも、生徒の可能性を広げる貴重な機会となっていました!
普段の高校の授業では体験できない専門的な学びや、大学・専門学校の雰囲気を高校生のうちから経験できることは、将来の進路選択において大きな意味を持つでしょう。

生徒たちの真剣な眼差しと創造性あふれる発想に、未来を担う若者たちの可能性を感じた取材でした!



ブログの一覧

学校説明会へ参加する

まずは学校説明会への参加がおすすめです!

もっと詳しく知りたい方

資料請求または電話・お問い合わせフォームからお問い合わせください。