日々のできごと
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2024年04月22日(月)
2024年4月6日(土)、京都芸術大学附属高等学校にて入学式が挙行されました。
200名を超える新入生が厳粛な雰囲気の中、新たな一歩を踏み出し、希望に満ちた表情で式典に臨みました。
式辞では、校長先生から温かい言葉が贈られました。
冒頭、なぜか演台の前に立ちマイクを使わずに自声で語りかけた校長先生。
「入学してくれてありがとう。待っていましたよ」
その言葉には、新入生たちを心から歓迎する気持ちが溢れていました。
形式的な式典とは一線を画す、温かい人柄が伝わってくるスピーチでした。
在校生による「歓迎の辞」が特に印象的でしたのでご紹介します。
中学生活で苦労したという自身の経験を踏まえ「高校生活はきっと楽しいものになる」と力強く語る先輩の姿は、新入生たちに勇気を与えたと思います。「友達になったり、自分の趣味に没頭したり、気楽に楽しんで青春を謳歌してください」と語りかけました。
中学では体調が悪くなってしまうことも多く、部活もマネージャーに切り替えたり、修学旅行も断念した彼女。お土産のもみじ饅頭は美味しかったけど、どこか虚しい気持ちになったそう。「中学校は楽しかったと振り返られる思い出はあまりなく、辛かったという気持ちだけが記憶に残っています」と語ります。
高校への進学が決まった当初は「通信制で登校日数も少ないのに、楽しい高校生活なんて私には縁がない」と考えていたそうですが、無理なく学校に通え、体調もみるみる良くなり、遠足や文化祭、体育祭など積極的に友達と参加。彼女にとって高校生活は単に楽しいだけでなく、心身ともに成長できるかけがえのない時間となったようです。「成長に必要なものは明るい気持ち」だと語りました。
「大学の屋上でのんびりしたり、学食やカフェでお昼を食べたり、同好会で活動したり、授業のない日は家で絵を描いたり、ここにしかない楽しさがありました。彼氏はいませんが、青春してると思います。とても楽しいです」。
とあるライトノベルのセリフを引用し、最後はこう締めくくりました。
「友達になったり、自分の趣味に没頭したり、気楽に楽しんで青春を謳歌してください。今しかできないこともあります。『青春とは嘘であり、悪である』なんて言葉、絶対にみなさんに言わせません」。
京都芸術大学附属高等学校は、生徒一人ひとりの個性を尊重し、伸び伸びと才能を開花できる環境を提供しています。
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます!
京都芸術大学附属高等学校で、充実した高校生活を送ってください。